では、あくまでも憶測ですが、
見積の不自然な点を見ていきたいと思います。
内訳明細書を見ると、まず仮設工事とあり、
養生費が並んでいます。
マンションリフォームの場合の養生とは、
共用部(外廊下やエレベータ内)を保護することですが、
通常ですと、マンションの管理組合にどこまで養生が必要かを確認します。
弊社でこちらのお客様のマンション管理組合に確認したところ、
共用部の養生は必要ないとの返事をいただいたので、
今回に関しては、共用部養生費の項目は不必要だったと思われます。
(ただし、工事中の室内の養生は必要になります)
次に内装工事の項目です。
ここが問題なのですが、
アイルでは簡単明瞭に、
既存クロス剥がし~下地処理~新クロス貼りまでを
総称して「クロス貼替え工事」とし、
一つの項目にしています。
しかしこの見積では、
この3つの工程がそれぞれ別の項目で書いてありました。
そして和室です。
押入れの襖の交換ですが、実物を拝見したところ、
襖自体はしっかりしているので、
表替えだけで良いのでは?とおすすめしました。
表替えだけなら天袋分を入れても数千円で済みます。
(ちなみにこの見積では天袋分は入っていませんね。)
あとは畳の表替えですが、
こちらのお宅は6畳の和室が二部屋ありましたので12畳になるはずですが、
一部屋分しか入っていませんね。
ですから、後からもっと金額が上がる可能性があります。
・・・とまぁ、こんな具合です。
大手の会社さんですので、おそらく下請けさんに作業を依頼するため、
必然的に値が上がるのでしょう。
工事はもちろんきちんとやってくれると思います。
こちらのお客様の場合、他にご相談されたので(今回ありがたいことにアイルでしたが)
よかったと思います。
何でも見積を取るときは、2,3社から相見積もりを取った方が良いですね。
そして、きちんと説明を受けることです。
損をしないために、ぜひその段階はふんでくださいね。
ブログを読んでくださっている方は、
アイルも視野に入れていただけるとありがたいです。
どうぞよろしくお願いいたします